中国語が話せるスキーインストラクターを目指して

中華圏の人々にスキーって楽しい!と言ってもらえるスキーインストラクターになるまで

康寧大学2日目

台湾料理調理実習

 台湾料理のシェフだと思われる女性の先生のお手本を一気に最後まで見る。所々記憶が曖昧で、配布された資料を確認したり、チューターに教えてもらったりした。日本的に言うならば、おこわとつみれ汁だ。あっさりとした優しい味わい。とてもシンプルでぜひ帰国後も作りたい。だがあのつみれのベースはそれぞれイカとサバヒーだけなのだろうか?こういった食でも日本と台湾に近いところがある。ただ大量の香菜にはアジア圏らしさを感じた。

 

薬草博物館

友人、チューターと3人で見学させてもらう。見学コースは事前予約制のせいか、見学者は私たち3人だけであった。漢方というと=薬草みたいなイメージが強いが、動物や鉱物も材料に成り得る。以前私は中国の雲南省へ行ったことがあり、そこで薬膳鍋として食べられていた茸「天麻」や日本では杏仁豆腐の上に載って出てくる「クコの実」のことを話すと驚かれた。薬膳と漢方と食文化と、処変わればその土地にあったものに変わるのだと至極当然なことに気付かされた。最近の日本では「漢方=いいもの」というイメージが強いが、日本の気候に合うのか、自分の身体に合うのか、ちゃんと詳しい専門家に話を聞くなり、調べるなりしてから選び、購入する必要があると思った。この見学では話を聞くだけではなく、漢方の製造機械を見たり、胡蝶蘭を使った化粧品などの話を聞いたりすることができた。台南市では観光工場に近年力を入れており、この工場もその内の一つだ。台南市は今後もっとこの観光工場に力を入れていくならば、オンラインでの情報開示に努めることを提案したい。観光客にとってハードルとなるのは交通網ではなく、そこに行くまでどう行くのか、どういうことがそこでできるのか、予約は必要なのか、費用はどのくらいかかるのか、情報が分からないことである。電話で問い合わせ、というのはインターネット化が進んだこの現代社会において面倒だと感じる人の方が多い手段だ。特に異国の地では自分の言語能力が高くないと思う人々にとってはあきらめてしまう理由の一つに成り得る。台南市内の観光工場のマップはあるようなので、予約の有無や開館時間、DIY教室等の内容などを一括したページがあるといい。そしてできるならば、中国語だけでなく、英語のページも欲しい。(日本人の私からすると、日本語のページも欲しいがそこは予算との兼ね合い次第だろう)。近年日本でも観光工場は「大人の社会科見学」として、行雑誌で特集が組まれたりするほどの人気が出ている。理由はやはり「楽しんで学習できる」ということ、食品系の工場では「お土産がもらえる」ということだ。今回のこの工場でも漢方についてわかりやすく(中国語であったので友人やチューターに教えてもらったり、脳内補完したりしたが)教えてもらい、最後はLINEの友達追加することでお土産をもらえた。友人やチューターに今日の感想を聞くと、今までにこういった場所を見学したことはない、でも興味深く面白かったという感想を言っていた。 旅行雑誌等にとりあげてもらったり、小学校・中学校にプロモーションを掛けたりしたら、年若い日年代の人たちでも賑わうのではないだろうか。(今回商品売り場では老人たちの姿であふれ、老人がたくさん乗り付けた大型の観光バスも乗り付けていた)。認知度を上げ、情報を開示することで、もっと観光工場を盛り上げていくことが可能だ。

惜しむらくはこの観光工場には文化館も隣接していたのだが、時間的に見学することが適わなかった。私たちが見学時間は正味30分~1時間弱、健康に興味がある人は楽しめると思う。また自由時間を頂くにあたって、観光工場についていろいろと調べているときに化粧品の工場や超音波体験の工場もあった。こういった場所の見学も面白いかもしれない。